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辺境・近境

辺境・近境

辺境・近境

作家
村上春樹
出版社
新潮社
発売日
1998-04-01
ISBN
9784103534082
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辺境・近境 / 感想・レビュー

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優希

旅行記ですが、かなりマニアックだなと思わずにはいられませんでした。普通の人が経験しようとしないようなことに常にチャレンジしながら続ける旅に興味深々。香川はかつて行ったことがあるのでディープなうどん旅というのに共感しました。

2017/03/11

林 一歩

著者の紀行文は、フィクションと比較するとかなり肩の力が抜けていて、読者側が構えず気楽に読めるから好きだ。構えて読む長編も勿論大好きなんだけどね。香川に8年住んだ身としては、ディープうどん屋のテキストは半分笑えました。

2014/07/15

なにょう

アンチ・クライマックス。この言葉がよく出てくるけどどういう意味?…いつ果てるともなく引き伸ばされたアンチ・クライマックス…p98実際の人生というのはうんざりするようなアンチ・クライマックスの連続なのだ。p48旅行は疲れるものであり、疲れない旅行は旅行ではない。延々と続くアンチ・クライマックス…p68人生の大半を占める、無駄、非効率、理不尽な物?或いは退屈?★モンゴルのチョイバルサンという町のホテルにて。深く理不尽な恐怖を味わった。p188。村上さん、霊感あるんかしらん。

2016/06/24

人生には、たいへん重要な旅行もあれば、それほどでもなく、または、ほとんど意味のないつまらない旅行もあります。香川では駅の立ち食いうどん食べ、好きだった旧オリエンタルホテルは震災で無くなりポートピアホテルに泊まるも夜景や海を見ることもなく、一人でツイーンルーム。ポートピアタワーの近くの怪しい店ではソ連の人口衛星用の原子力時計が販売されていた(放射能大丈夫たったの?)。そういえば吉祥寺でオウムの選挙戦も見たと思います。つまらない旅行が心に強くなぜか残ります。

2023/06/29

ばちゃ

辺境・近境、村上春樹氏の旅行記。興味深い。「でも少なくとも僕はそれらがそこにあり、あったことを決して忘れないだろう。忘れないこと、それ以外に僕にできることはおそらくなにもないのだから。」

2013/01/02

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