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みみずくは黄昏に飛びたつ

みみずくは黄昏に飛びたつ

みみずくは黄昏に飛びたつ

作家
川上未映子
村上春樹
出版社
新潮社
発売日
2017-04-27
ISBN
9784103534341
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みみずくは黄昏に飛びたつ / 感想・レビュー

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starbro

私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作はコンスタントに読んでいます。川上未映子が、かなり村上春樹の井戸を掘る4回に渡るロング・インタビュー集、する方もされる方も凄いパワーですね。『騎士団長殺し』は予想どおり、かなり『グレート・ギャッビー』の影響を受けていました。ノーベル文学賞には、あまり抵抗感はなさそうなので、静かに狙っているのではないでしょうか?本人は望んでいませんが、村上春樹の死後、新潮社が画策して『村上春樹賞』を制定するかも知れません。5月は、本作で読了です。

2017/05/31

ポルコ

今年、上半期にもう三本目の村上春樹本。幸せです。しかも村上春樹主義者でもあるだろう、川上さんの矢継ぎ早やの質問に真摯に答えていて、とても腑に落ちた。すさまじいインタビューだったと村上春樹に言わせた、川上さんの凄みというか、真剣さに、一ファンとして、感謝したい。

2017/05/11

抹茶モナカ

村上春樹さんにみっちりインタビューできる川上未映子さんにまず嫉妬。村上春樹さんの回答は、これまでのインタビューでの回答と変わらず、自作には明確な答えは出さないもの。村上春樹インダストリーのガチョウとして、職人的な倫理観を村上春樹さんに感じた。ズバズバ質問する川上未映子さんにも興味が出た。作家と話す村上春樹さんの本は珍しいので、それだけで価値ありな本。

2017/06/03

AICHAN

図書館本。川上未映子が村上春樹にインタビューした記録。村上春樹は集中の挙句、自分の深層心理まで降りていって、人間の闇を自分にぴたぴたくっつけてものを書く。村上作品がときに難解なのはそのためだろう。川上未映子はインタビュアーとしてはまり役だったなと感じた。村上春樹の読者の立場になって、聞きたいことを徹底的に聞いてくれている。村上春樹もいいインタビュアーに出会ったと感じたとみえて、よく応えている。不思議な村上ワールドの秘密の多くが解き明かされている。いいインタビューだった。

2018/08/25

おしゃべりメガネ

村上春樹さんにハルキストである川上未映子さんが、ひたすらインタビューしまくる1冊です。さすが作家さんとしてのハルキストはモノの見方、捉え方が違うなぁと唸らせてもらえる内容でした。川上さんのアツ(熱)っぷりに対し、サラリと時にはとぼけて?返す村上さんの受け答えがなんとも絶妙です。村上文学がどのようにして書き上げられるのか、村上さんの作家としての思いやスタイルが川上さんのインタビューによって、どんどん明らかになっていきます。村上さん本人もあとがきで書いてますが、川上さんの'矢継ぎ早感'がある意味凄まじいです。

2017/10/14

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