武王の門 上巻
武王の門 上巻 / 感想・レビュー
さつき
読メのコミュニティで紹介してもらい読みました。主人公は、後醍醐天皇の皇子、牧宮懐良と牧宮を奉じ九州統一を目指す菊池武光の二人。熱いです。とにかく熱い物語でジャンプを読んでいるのかと思ってしまうくらいです。歴史物でこれだけ男の友情、夢を描いている作品は読んだことがなかったです。牧宮は高貴な身分を感じさせない自然さで相手を惹きつける魅力の持ち主。武光は鬼かと思うほど強すぎてすごいです。南北朝時代の九州の知識がゼロなので、これからどうなるのか、まるでわからず読んでます。下巻も楽しみです。
2015/12/21
ちゃこ
【初出「週刊新潮」1988年5月26日号〜1989年4月27日号】[上下巻]南北朝時代の九州を描いた作品。上巻は興国3年(1342)征西将軍宮・懐良親王の薩摩への渡海〜正平14年(1359)大保原の戦と九州平定まで。/ 『破軍の星』が非常に面白かったので、北方氏の南北朝を扱った歴史小説を全て読みたくなった。この時代の知識が乏しいため、非常に多い登場人物(しかも名前が似ている)の把握が大変だった。悩んだ末、人物相関図を作って読む。(続→)
2014/04/30
クー
征西将軍宮の話。合戦シーンは、流石。少弐を破り、九州を抑える。
2024/07/30
メーテル/草津仁秋斗
この頃から北方の歴史小説の基本姿勢は変わらないのだなあ、としみじみさせられる。ただ、女もしたたかで強いのが、印象的。牧宮はカリスマ過ぎて、程よく人臭い武光の方が好きです。
2016/11/14
ぐ〜ち
建武の親政が倒れて数年後、九州より朝廷再興のために闘った懐良親王。しかし、闘い続ける中で、その願いは次第に変化していく。民のための国を作る。北方先生の主人公は常に変わらぬ夢を持つ。
2012/06/09
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