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十字路が見える

十字路が見える

十字路が見える

作家
北方謙三
出版社
新潮社
発売日
2015-06-22
ISBN
9784103562122
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十字路が見える / 感想・レビュー

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KAZOO

北方さんとは同じ年代なので非常に親近感を覚えます。学生時代は結構学生運動にのめりこんでいたように書かれていたのを覚えています。この本はエッセイで週刊誌に連載されたものですが、最近はハードボイルド的な作品を書かれなくなって非常にさみしい限りです。中国の古典の焼き直しをされるよりも昔の作品を再度書いてもらいたい気がしています。このようなエッセイは楽しみですが。

2017/04/14

あすなろ

男の人生は十字路の連続である。我が青春の師の1人である北方氏は本作でこう述べる。久しぶりに北方節に酔った。僕は今も変わらず北方節に酔う。浪人時代に鮮やかな洗礼を受けて以来。些か冷静さも欠く。やはり以前から何度も読んだが、金魚と共に十字路を回った頃の話は良い。幾つも十字路を越え、スッパリと好きなマセラッティにも乗るのも止めた北方翁⁈に今後も人生を影響されたい。

2015/08/04

matfalcon

ハードボイルドなら、ハードボイルドの世界に浸っていればいいのに、と思う、オッサンの駄本。

2018/04/26

starbro

先日読んだ村上龍の「ラストワルツ」はかなり老いを感じさせました。北方謙三は68歳で村上龍よりも年上ですが、若さとエネルギーに溢れています。こうしたところが、超大作の創作を可能としている所なんだと思います。車好きの著者が65歳で車の運転を止めると決意したエピソードはかなり潔いいなぁ!人間は1日起きてから寝るまで、数千から数万の選択をしています。人生における大きな選択が十字路なんでしょうネ!これからも北方謙三を読み続けるという選択を今しました。

2015/07/11

Matoka

図書館の新着コーナーにあった一冊。何気なく読み始めたらめちゃくちゃ面白かった。君よ、と何度も呼びかけられ距離感がググッと縮まる。65歳にしてなおライブ会場に足を運び、鮪釣りに出かける。灯台守りの1人の生活に憧れるも性欲をどうすべきかと悩む65歳。一人で盛り上がりそんな自分に突っ込みを入れるところも可愛い。読まず嫌いはダメだな、と反省した一冊でした!

2015/07/20

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