KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

君を見上げて

君を見上げて

君を見上げて

作家
山田太一
出版社
新潮社
発売日
1990-11-01
ISBN
9784103606055
amazonで購入する

君を見上げて / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

天使ママ

章二より19cm背が高い瑛子への身体的な魅力がこんなにも書いてあることに驚いた。でもお互いにないものを求めるし、全く同じ人はいない。結婚は自分と似た人が良いとはいう意見もあるが結婚して夫婦はだんだんと似ていくというのもあるのではないだろうか。うちの夫婦も10cmくらい違くて旦那の方が小さい。だからこそこの本は自分ごとのように読めて面白かった。

2024/05/28

硯浦由咲

率直にものを言う瑛子がとても魅力的。「違うから面白い。一人ならしないこともしてしまう。自分が変わる。生活も変わる。変わらなければ、つまらない。私と違うから好きになっている」なんて、いいね!今回読み返して初めて知ったけど、新聞小説だったんですね。

2013/09/21

you123

あ~あ、懐かしいィ。特に台詞のやり取りが独特で、あの「ふぞろいの林檎たち」での掛け合いを思い出す。    山田太一ワールド。       内容は身長163㎝の男と身長182㎝の女との恋の物語。19㎝の身長差をめぐり、あれこれ悩み、恋は成立するはずがないとか、世間的に変な目で見られるとか・・、そういう話。 それと、主人公の金庫屋という仕事にハードボイルドを感じた。かっこいい!

2011/05/03

ななべぇ

初山田太一。この人はこーゆー作風なのかな。 セリフラリー多め、台本よんでるような。しかも、主語が省かれ、自分らがわかれば、読者なんて、知らん!て、ほんとに日常会話みたいな。そのせいかな、すごく身近で本と私の境界線がふんわりした繋ぎだらけのハンバーグみたいだった。そして、しょーもないとこが面白かった。章二が穏便に済まそうとしてるところで瑛子が暴れて、吹いた。しかも、二回も!山田太一いい!細かい笑いのツボをちょんちょん突かれた。結果、なんだか良い気持ち。

2022/07/03

感想・レビューをもっと見る