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恋の姿勢で

恋の姿勢で

恋の姿勢で

作家
山田太一
出版社
新潮社
発売日
1995-11-01
ISBN
9784103606062
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恋の姿勢で / 感想・レビュー

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あつひめ

一つの恋の終わりは新しい恋の始まりとは言うけれど、その傾斜していく様子が尋常じゃない気がした。ちょっと大袈裟かな。海外で出会い日本で再会する。お互い知らないゲームのような恋。それは刺激もあるけど自分が傷つかないように身を守ったままの付き合いのようで私のような凡人にはムズムズしてしまう。逢いたい逢いたい・・・相手の事をよく知らないことがこんなにも相手を恋しく思わせるのか。こんな軽妙な言葉遊びみたいなこともしてみたい気もするけど。長崎ちゃんぽんを根室ラーメンにしてしまうあたり、真似してみたいくなった。

2012/11/17

れおな

嘘つきは大人の始まり? こういうのがオシャレな大人の恋愛なのかな。不倫は苦しいからやっぱりしたくないな~と思わせれた。もっと真っ直ぐな付き合いの方が好きだけど、津山の謎がなかなかサスペンスで、先が知りたくてどんどんページをめくってしまった。さすが山田太一。 

2014/09/11

Miho Haruke

飛ぶ夢を…とかと比べると、ふてぶてしいし、ほっとするし、多幸感にみちている。『桃尻娘』のシリーズ後半で、榊原礼奈ちゃんが「『私には夢があった』って、自分に言い聞かせて生きていくのは最悪だ、だって私は夢に向かって生きていきたいだけだから」みたいな名台詞を吐くんだが、この本を読んだとき、そうだそうだとうなずいた。オノ・ヨーコさんも「一人で見る夢はただの夢、でも二人で見る夢は本物」と言ってる。『桃尻娘』シリーズも再読したくなった。

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