東京路上探険記
東京路上探険記 / 感想・レビュー
阿部義彦
過去の古本市にて、1986年刊行。これは、拾い物でした、初めてみる本です。異名同人(尾辻克彦 文 赤瀬川原平 絵)による本は初めてかも。過去に『芸術新潮』に連載されたものです。トマソンだけに留まらず、取り壊それる建物の一部を貰い受けるのが趣味の一木さんや、マンホールの蓋に拘る林さん、マッチのラベルを集める者、旧式の幻灯機を買ったが、それに合う旧式の電球は発売されてなく、昔の神社を訪ねて、電柱に付いてる旧式の電球をくすねるのに気が引けて、新しい電球と交換して集めまくる男。オブジェを巡る物語。貴重本です。
2024/11/12
tama
図書館本 赤瀬川シリーズ 路上観察学会以前の作品で学会員になる藤森照信氏と初めて会った話が出てる。赤瀬川さんの文章読んでて気付くのはイメージとイメージの結合、変形、飛躍、増殖が物凄い勢いで起きていること。この人がジャズマンだったらどんなアドリブフレーズを弾くだろうとか考えてしまう。やっぱりこの人の作品は好きだなぁ。やめられない止まらないなぁ。
2018/06/13
カンパネルラ
ネタ的に古く当時としては、こういう視点はパイオニアだったのだろうが、ネットのある現在、かなり陳腐に見えてしまい、また言い回しのくどさが鼻につく
2011/09/12
Skywriter
なかなか面白いエッセイ
2009/01/15
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