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アルマジロ王

アルマジロ王

アルマジロ王

作家
島田雅彦
出版社
新潮社
発売日
1991-04-01
ISBN
9784103622031
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アルマジロ王 / 感想・レビュー

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最大255文字

「断食少年・青春」を特に推したい気持ちがする。「ミイラになるまで」もそう悪くはない。「アルマジロ王」は大江の何だったか第二子を扱う作品の結末に三島が悲劇的でないと文句をつけたがそれはあくまで彼個人の美学であって云々、と聞いたが、その作品のようなある種の明るいヒューマニズムに対して冷や水、冷笑を浴びせかけるような作品で、島田はこのとき何やらひねくれてもいたのかと思う。「ミイラになるまで」に「マロウンは死ぬ」の名前が出ていた。彼は円環の廃墟を読んでいただろうか? 多分読んでいたんではないかと思う。

2018/11/04

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