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じじばばのるつぼ

じじばばのるつぼ

じじばばのるつぼ

作家
群ようこ
出版社
新潮社
発売日
2019-06-19
ISBN
9784103674139
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じじばばのるつぼ / 感想・レビュー

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ミカママ

じじばばに対する目線が厳しすぎとのレビュー多いが、当然だ。群さんは本当に怒って呆れているのだから。彼女は少しだけ先達世代を、自己への戒めをもって書かれたのだと思う。現役時代の栄光を忘れられないじじが、未だにそのカサを脱げずに店員さんをアゴで使う様子や、「年寄りなんだから当たり前」的に横入りして来るばば。もちろん、こういう輩は若い世代にもいる(おそらく同比率で)とは思う。日本の電車内で吊り輪つかむのも、温泉旅館で裸足でスリッパ使うのも、怖くなった。わたし自身はせいぜい目立たない、嫌われないばばになりたい。

2020/01/10

いつでも母さん

『なんだか笑っちゃう?』の帯と可愛いカバーに騙されました。確かに『キョーレツ』で、ここまでとは言わないけれどこんなじじばばいるなぁと思うものの、自分もばばあの一員だからか(汗)素直には笑えなかった。連続して読むのは正直しんどいです。こんなばばにはなるまいぞと心に刻んだ次第。群さん、こんなんだったかなぁ・・

2019/07/23

初美マリン

老人たちに厳しい目を 向けている。思わず笑いこけたり、やはりいくら年を重ねてもきちんと大人としての態度を示さないといけないと痛感した、でもこういう人は年をとたったからとそれに甘えているのではなく、若い時からそうだったかもしれないと思った。でも年を言い訳にはしたくないと思う。

2021/08/11

モルク

いるいるこんなじじばば。自信満々のじじ、昔の姿と変わらないと思っているばば、人の迷惑関係なしのじじばば。私が見た中では、仕事を引退してだいぶ経つのに今はえらくなっている人に「俺の部下」とかいっていまだに上司面するじじが強烈だった。現在なら新コロナウィルスに、自分は絶対大丈夫とのたまうじじばばかな。数え上げたらきりがない。反面教師にしなければと思いつつも、ちょっと待て…私もすでに仲間入りか?と、娘が以前着ていた服を着ている自分の姿を鏡に見ながら反省する。

2020/06/24

ででんでん

カバー・表紙・見返しなどがかわいい。「とめどなく囁く」と「蟻の菜園」の間に挟むのに、ちょうどよい楽しい本かと思ったが、そんなのではなかった。日々、お会いする年長の人たちも、千差万別。どういうふうに月日を過ごして、よくもわるくもこの雰囲気になられたのか…と、感じるところは多々ある。この作品は悪いほうばかり抽出してあるので、ちょっと胸焼け。こうなりたくないという気持ちで書いておられるんだろうけど…。とにもかくにも表紙につられた❗

2019/07/23

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