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モンスターフルーツの熟れる時

モンスターフルーツの熟れる時

モンスターフルーツの熟れる時

作家
小林恭二
出版社
新潮社
発売日
2001-05-01
ISBN
9784103704041
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モンスターフルーツの熟れる時 / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆ 小林恭二らしいスカスカとした文体と近未来的かつ寓話的な世界観はやはり面白くて読みやすい。前半の君枝と友子の章が何ともエロチックで想像力満載で素晴らしかっただけに、後半尻すぼみになっていくのは残念。猿楽町の変遷と渋谷の王という壮大な構想を小説としてまとめきれなかった感じがする。

2017/09/15

けいちゃっぷ

ブックオフで何となく見つけて、気には留めている作者なので購入。 どうせなら、渋谷の王になるまでを描いて欲しかったな。 永井豪ばりのバイオレンスの嵐を。 お前には想像力がないのかと言われそうですが、この作者の「暴力」を読んでみたかった。 途中で方向転換しているようなのも興を削がれます。 195ページ

2012/06/29

azimuth

規範に縛られた街に規範から外れた人々が現れる。それには隠れた理由があった。書きたいこと書いて最後にまとめた感じ。あの部分は後から出たアイディアなんだろうなとかああここを書きたかったんだろうなとか書き手の思考の動きがわかる気がする。語彙が難しいが話は面白い、というか話が陳腐になりそうなところを特徴的な文体が救っているという箇所もいくらかあった。ここの「読んだ人」の少なさを見てもわかるが、あまり知られてはいないようだ。埋もれた名作だと思う。(追加)千原俊樹は有吉で想像してた。我ながらナイスキャストだと思う。

2012/06/23

抜け忍1号

2007年9月2日に読了している。地元の図書館で読んでとても面白かったので、単行本を探し回って買ったのを覚えている。こんな奇想天外なことをよく思いつくなぁと思ったし、後半の主人公の心理描写は得体のしれないエネルギーを感じた。いまだに生涯で一番面白いと思った小説かもしれない・・

2007/09/02

あまりりす

話のつながり方がちょっと残念だった。いっそ短篇集だったほうが読みやすかったかも。知らない世界を覗いた感じで、読後感も悪くはなかったです。

2012/08/15

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