下天を謀る(上)
下天を謀る(上) / 感想・レビュー
reo
藤堂高虎(21歳)は1576年に羽柴秀吉の弟・羽柴秀長に300石で仕えた。羽柴秀長のもとでは織田信長の安土城築城にも参加し、このとき築城術を学んだとされ、この頃より与右衛門(よえもん)と名を変えたとされる。明智光秀による本能寺の変では、羽柴秀長勢の先鋒を務め、武勲をあげその後、柴田勝家との賤ヶ岳の戦いでは佐久間盛政を銃撃して敗走させることに成功して、戦況を左右する戦功を挙げたため、1300石を加増され合計4300石となる。上巻は1599年関ヶ原前年まで淡々と語られてゆく。今まで高虎は食わず嫌いの感あり。
2018/10/26
ふらん
藤堂高虎=遣える主をコロコロ変えた軽い武将、というイメージを覆した本。女房装束に着替えた女武将にデレッとする高虎の描写も好感がもてる。平均身長が今よりずっと低い中で、高虎の190㎝はさぞ魁偉やったんやろな~。それにしても、お父ちゃんの名前が虎高。ひっくり返しただけか、とちょっと突っ込んだ。後半へ続く。
2015/04/25
Ryuji Saito
藤堂高虎の物語。出版と同時に一気に読み、売却したので手元にありません・・。
2011/10/08
クロベー
藤堂高虎の人物感が変わった 下巻がたのしみだ
2014/04/19
maito/まいと
火坂雅志の「虎の城」が技術者としても高虎なら、こちらは情念の武将としての高虎に重きを置いた作品と言えそう。徳川家(松平家)と水野家の因縁や、照葉と勝成・高虎との関係など、人間関係の鮮やかかが印象的。
2010/01/29
感想・レビューをもっと見る