漫才
漫才 / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
一冊丸ごとツービートのロング書き漫才。今読むともう古い部分もあれば、つい吹き出す部分、つまらない部分もある。ただ、これだけ長い漫才もないのでやはり圧倒される。面白かった。きちんとしたネタというより随談風のネタではあるが。これが80年代の日本人(特に若者)には刺激的だったのである。ツービートのブス漫才や固有名詞が頻発する漫才はつかこうへいの影響はあったはずだ。確かに今はこんな漫才は無い。若い人が読むと一周回って新鮮だろう。たけしという人は本当に下ネタや差別ネタが好きなのだなぁと痛感させられた。
2014/07/07
ツバメマン★こち亀読破中
くだらねー(笑)まるごと一冊ツービートの毒ガス(←旧い)漫才。下ネタ、悪口の雨あられ。「コンプライアンスが…」なんて言っている人が読んだら失神しそうです。相方のキヨシさんでなくても「よしなさい!」と言いたくなります。あまりにくだらな過ぎて思わず笑ってしまいました。
2020/09/22
ライアン
昔の漫才のネタに今の者を混ぜたもの。どうせなら全て昔のネタの方が良かったかな。「お前バカラで捕まったの忘れたのか?。漫才師で二人とも前科あるのは俺たちだけだぞ」は一番笑った
2021/07/23
jojoemon
殿の毒舌っぷりがマシンガンのようにブッ放されている一品。ツービートの黄金時代を知っている自分には楽しめる内容だったが、今の世代の人にはただの悪口にしか聞こえないかも。活字で読むとかなり酷いこと書いてありますが、脳内で殿全盛期の早口の喋りに置き換えると、思わず笑みがこぼれてしまう、そんな味のある一冊です。
2010/06/22
seer78
活字ならではの毒舌マンサイの本。テレビだけでなく、この形いがいでは発表するのはムリなのだ。途中、小説との比較をたけしがしているところはおもしろい。知らない固有名詞もところどころ散見されるが、たけしが同時代の事象にどんだけ貪欲な目を向けているのかがわかる。まあ、ほとんど週刊誌レベルともいえるが。下ネタが空気のように出てくるので、それが苦手な人は要注意。
2010/02/01
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