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戦争の法

戦争の法

戦争の法

作家
佐藤亜紀
出版社
新潮社
発売日
1992-07-01
ISBN
9784103831020
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戦争の法 / 感想・レビュー

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yasuhitoakita

大学2年のとき以来の再読。戦争という通奏低音が鳴り響くなか、田舎の子の都会への脱却というテーマを描き出したビルディングスロマーン…というとちとミスリーディングかもだけど、でもこの小説って都会育ちの人にはピンとこないかも^^;

2017/03/27

彩也

優雅な声で語られるのは「田舎」、というギャップに、笑いを堪えつつ読んだ。確かに、田舎ってこうだわ(あそこまで体力に溢れている人は少ないにしても)。諦念に満ちた祝祭的光景、抑制されているようで躁状態。諧謔を駆使して物語ながら、現れるのは日本の田舎。主人公は確かに「酒々井さん家のたかし君」だし。人間に対する切り口の鋭さは見事だし、なんでもないはずの一文が物凄くカッコイイ。「世界の果てまで行って死に損ねたら、一体どこに帰れると言うのか、自分の田舎以外。」凄いよねぇ。

2011/04/20

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