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峠: 慶次郎縁側日記

峠: 慶次郎縁側日記

峠: 慶次郎縁側日記

作家
北原亞以子
出版社
新潮社
発売日
2000-10-01
ISBN
9784103892076
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峠: 慶次郎縁側日記 / 感想・レビュー

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ひろん

慶次郎縁側日記4。

2014/01/30

山内正

何故日暮れに近所に挨拶無しに 十三の時町を後にしなければ 住んでいた家は豆腐屋になっていた 店で働いてた儀助は娘おわかと暮らしでる筈 店から何か御用? 直ぐに長屋を出た 十七のおゆきに誰も気付かないで見る  晃ノ助は破落戸を薪で殴った父親を仕方なく番屋送りの帰り娘が駆け寄りあの人がと儀助を指差し ぶつかって足を怪我したと 渋々謝る儀助に周りが面倒見てやれ医者に見せろと詰る  四年前店の金を取った儀助に母は辞めさしたと世間から言われ町を出る羽目に 今儀助の店は噂で客が来ない 晃ノ助は何故だと この人に嘘は

2022/10/04

みかりん

今回は 慶次郎の義息子の晃之助の話が多かった。終わりが曖昧な話は好きではない私ですが このシリーズに関しては 気にならないのが不思議。やっぱり好きだからだからかな。

2018/06/15

山内正

辛抱強いだけの女、愚図で気の効かぬと思い込んでいた  そんな女が離縁してくれと繰り返した  男でも出来たか ある訳ないと笑い もう四十を超え日焼けし皺が増えた顔で  男なんざいませんお前さんで懲り懲り一人で暮らします倅達もその方がいいと二人供 別れてやってもいいが 何でも出来ますと口答えまでする 考えてたより簡単な事たったのか 横にある煙草盆を父親に差出せないぼんやりだと言われた女が  別れても私は困らないと気がついた これ以上危ないと裏口から逃げた 冗談じゃない私がお前さんの面倒見なきゃならないんですか

2022/09/27

山内正

三両や五両と啖呵をきったのは 三年前一年半で貯まったかもしれないが  細い目で喜ぶおしげの顔が浮かぶ おしげの家で居つく様になり  よく世帯持とうと思ってのかぇ 待ってるよと言われ家を出た 店は辞めた今は家じゃねぇかと 昔の事情を話した  夜回りが木戸番へ飛び込み騒ぎに 男が橋で倒れてると 寝崩れた髪で家にいたおふじ  山次郎は昔の男さ、何かあったの あら嫌だ追出したのさ  金なんか作れない男さ私を引合いにしないで下さいな 店主人がやったと おしげの事と金は戻ると話す 橋に転んだだけだ金は要らねえ持ってけ

2022/09/20

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