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雨の底 慶次郎縁側日記

雨の底 慶次郎縁側日記

雨の底 慶次郎縁側日記

作家
北原亞以子
出版社
新潮社
発売日
2013-12-19
ISBN
9784103892229
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雨の底 慶次郎縁側日記 / 感想・レビュー

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ねなにょ

図書館にあったので。慶次郎縁側日記と言うわりに、日記形式でもないし、最初の4作に慶次郎、ほとんど登場しないし…?と思ったら、やっぱりシリーズ物だったのね。しかも、15作目!。どれも、現代でも起こりうる事件で、それぞれの登場人物の心の揺れや感情がきめ細かに描かれている。『唐茄子かぼちゃ』は、自惚れ夫といわゆるDVのエピソードだけれど、ちょっと可笑しい。シリーズの最初から、全部読んでみたい。

2015/04/16

ケイプ

このシリーズも終わりに近づいて来ました。とても寂しく残念です。辛くて悲しくてどうしようもない時、やりきれない時、あるいはちょっと嬉しくて話を聞いて欲しい時、そしてただ「どうした」と言ってもらいたい時、まだまだその時はたくさんあるけれど、そんな時にそういえばって根岸にいるあの方を思い浮かべるのです。心にそういう拠りどころがあるというのは、きっと強い見方になると思う。

2017/08/21

007

★★★★☆ 円熟という言葉がピッタリのこのシリーズ。今回は「はこべ」が特に印象に残った。長年溜まっていた心の澱がようやく流れた女。それをそっと見守る男の姿にシビれた。

2014/02/04

baba

長く続いたシリーズの人々に出会えないのは淋く、人の心の恨み嫉みに優しく寄り添う慶次郎に会えないのが悲しい。おぶんが長年の胸の痛みから少し解放されつかえがとれたようで良かった。慶次郎の家からの帰りを待つ夫も良かった。

2014/03/19

星落秋風五丈原

作者急逝により未完となったシリーズ。シリーズそもそもの発端となった慶次郎の娘に乱暴した男の娘おぶんと、慶次郎との和解を描く「はこべ」がいい。彼女に慶次郎の所に行くよう勧めた夫が、行くか行かないかは彼女の気持ちに任せつつも慶次郎の家に近い店で帰りを待っているのもいい。

2014/01/25

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