暗殺者ロレンザッチョ
暗殺者ロレンザッチョ / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
ルネサンスを謳歌するフランスはフランソワ1世の時代。 フィレンツェ大公を暗殺したロレンツィーノ(ロレンザッチョと 呼ばれるのは”ワルのロレンツィーノ”という意味で崩して ある)は、王太子妃カトリーヌドメディシス(カトリーヌ ドメディチ)から暗殺の顛末を語るように懇願される。 王太子アンリの寵姫で王太子よりもずっと年上のディアーヌド ポワティエを殺すためらしい。カトリーヌはしょせん商人の娘と宮廷内では軽んじられていた…。 カトリーヌドメディシスがまだ有名になる前のエピソード(フィクション です)。
1998/11/22
由衣@無期限で休止中
この本の感想、少ないですね~。著者の藤本さんは、中世ヨーロッパ(特にフランス,イタリア)の歴史好きを公言している人で、その頃の建築様式や時代背景、人物への深い造詣があります。西洋史の実在した人物を主人公にした作品が多く、これもその一つ。実際にその時代で(著者ご本人が)見て来たかのような描写の数々に、綿密な取材を元に書かれたであろう事が、ものすごく伝わる。ノンフィクションを読んでいるような感覚になります。
2013/06/16
ホームズ
古本だからいいかな(笑)
2006/09/02
くっきー
後半のロレンザッチョが3人の女を手玉にとるように思い通りに動かしていく様は、見事というかよくもそんなに知恵が回るなと…。
2013/03/14
紅雨
ロレンザッチョの一人語りの部分は、説明臭くて読むのに苦労したけれど他は楽しかった。王様の前で貴族たちが本音を隠して緊迫した会話を続けるシーンがもっと見たかったな。
2011/08/08
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