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江藤淳という人

江藤淳という人

江藤淳という人

作家
福田和也
出版社
新潮社
発売日
2000-06-01
ISBN
9784103909064
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江藤淳という人 / 感想・レビュー

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dantom

福田氏の文章を読むのは初めてだったが、言い回しが難解で、読みにくさを感じた(もちろん、読む側の教養の無さも手伝って)。 師と仰げる人が存在すること、これがどんなに素晴らしく得難いことであるか。

2016/02/24

読書の鬼-ヤンマ

2000年6月30日発行、図書館本。福田和也氏、歯に衣着せぬ論客。思想、思想を具体的に表し、示す文や書。誌であれ紙であれ書であれ読み手(読者)は愉しめる。本書、江藤淳氏との対談集、小林秀雄氏を賑わす。福田氏は、横文字に親しみ、後に縦文字(日本語)で表現された。横文字の世界と(翻訳した)縦文字の思索の一考のくだり。結論は、原文と訳は違うという事。P84~:ランボーの幸福/季節と題されている詩。Ô saisons, ô châteaux !Quelle âme est sans défauts?どう訳します?

2024/10/06

金北山の麓に生まれ育って

【御見逸れしました】師匠を語るは自己を語ることか?複雑で生々しく危なっかしく文学者らしさ横溢に痺れた。「対談...不在」が白眉、小林秀雄への二人の洞察には括目、真贋の比喩のやり取りは本当にスリリングで自分が最初に私淑した渋谷陽一は小林→吉本→渋谷陽一なので答え合わせ100点。閑話休題、西部邁追悼文集で上野千鶴子は「昭和の漢共は母とか妻とかに依存して孤独に耐えられぬ阿呆」と西部を江藤と並べて糾弾した、江藤淳も西部邁も愛妻が健在でもああいう最期だったか?悔しいが言い返せない、でも私も昭和漢で否定など出来ないぞ

2024/04/14

さえもん

あまりおもしろくなかった。江藤淳の著作をあまり読んでいないせいか、著者の言葉が余計な脚色のように思えてしまってどういうことを言いたいのかイマイチよくわからなかった。また、江藤淳の死に直面したときの思いも、今まさに地下に江藤氏の涙が流れているなんて‥、など自分の表現に酔っていて全くそのときのこの人の思いが伝わってこない。おそらく私には現時点ではこの人の著作を読む資格がないのだと思う。もう少し江藤淳の著作を読んでから再挑戦しようかな。

2022/08/22

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