闘う書評
闘う書評 / 感想・レビュー
阿部義彦
突然の福田和也さんの訃報には、驚きました。私とほぼ同じ年齢なんですよ。余りに早すぎます。これは、平成16年から20年にわたり週刊新潮に連載されたコラム「闘う時評」から書評に関するものを選んで加筆したものです。私は和也さんの、パンクなサブカルよりの、ぶっちゃけ放談みたいな方面ばかり、支持する邪道な読者だったかもしれませんが。批評眼は確かなものが有りましたが、表の文芸評論としての代表作みたいなのは、残念ながら無かったのが惜しまれます。裏街道の『作家の値打ち』はやってくれたと思いましたが。ご冥福をお祈りします。
2024/10/17
Roy
★★★☆☆ 先日からの流れで読んでみた。なんというか、面白いのだけれどもパターン化(この人は褒めるけども、この人は貶すという色眼鏡で見ているような)しているような気がする。はっ!色眼鏡で見ているのはこちらなのかもしれない。ぎゃふん。
2008/12/21
Tsunekazu Ito
どういう視点で本を読むか、読んだ物にどう対するかを勉強するために読みました。納得、発見、驚き、まったくついていけず「・・・」「??」など様々な書評に揺さぶられつつ、読書の奥深さを再認識させられました。自分の読書はまだまだ浅いです。そして、本を楽しむためにどうすべきか考えて出た結論は、「もっと本を読もう」。これまでも、これからもこのスパイラルからは抜け出せません。
2012/06/02
KUAD
流し読み。面白かった。政治から美術、文学、哲学まで広範な作者の知識に圧倒される。特に芥川賞の選考過程と選考者への苦言は読んでいて気持ちがいい。村上龍の薄っぺらさと通俗的なのにやたら革新ぶるところなど頷ける部分が多かった。彼のあの知的好奇心と軽いフットワーク、それにTV「Ryu`s Bar」で観た印象からすると人間的には悪い人じゃなく、好きなんですが、自己認識が甘いと思っていますから。
2012/02/22
十一
勉強にはなったが、何と闘っているのかよく分からない
2009/01/14
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