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酒仙

酒仙

酒仙

作家
南條竹則
出版社
新潮社
発売日
1993-12-01
ISBN
9784103953012
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酒仙 / 感想・レビュー

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フク

図書館。酒に溺れる(物理)という文句に引かれて読んだ。強かに酔って見た夢のよう。 〈飲みたい時が美味い時〉これは本当に大事だと思う。

2021/04/12

斑入り山吹

とんだアル中だ。とにかくおいしい中華が食べたくなって困った。読みながらおいしいお酒がやたらと飲みたくなって困った。でもわたしは吾妻ひでお『アル中病棟』を愛読しているので我慢する。ある意味壮大で高尚な追求の物語であった。いやはや。読んでいて、田島征彦『じごくのそうべえ』を思い出した。それから有能で若くてきれいな娘がどんどん出てくるノリが野田昌宏の銀河乞食軍団シリーズのおねじっ子を思い出した。まあそういうわけで、感動した、というより呆れたという方が近く、うーん、著者の翻訳物の方がわたしには面白いなぁ、と。

2015/06/08

yuzuriha satoshi

身上を呑み潰した暮葉左近は「酒仙・徳利真人」として再生する この世を美酒で満たすため「聖酒変化」を呼び起こすため西へ東へ酔いに任せてとびまわる 立ちはだかるは「魔酒」を醸す三島業造一味 甲斐の国葡萄酒の里での最終決戦が始まる なんて 実のところ西へ東へとは飛び回らない 東京下町と千葉とか山梨あたりをウロウロしておしまい もう少し脇道エピソードが欲しかったなあ 徳利真人の現世との関わりも希薄で残念

2011/07/25

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