遊仙譜
遊仙譜 / 感想・レビュー
本木英朗
日本の現代小説家のひとりである、南條竹則の長編のひとつである。俺は今までに10回以上読んでいたが、最後が2018年だったのもあり、また読んでみた。蓬莱島に暮らす美しき仙人・玉英は、仙界でも指折りの神通力を持つものの、無類の酒好きで吞みっぷりは天下一品。ところが、人間の男に恋をしたから、さあ大変――という話である。仙人だけでなく、神々や如来、さらにはギリシアの神々も出てくるってところが凄くよかったです、ハイ。さすがは作者である。またいつか読もうっと!!
2023/02/14
るすみら
図書館で表紙にひかれて借りだし。古代中国の仙人が飛び回る元気な物語。仙人や仙女、ギリシアの神様たちによる、とぼけた風味の喜劇を楽しませてもらった。短編集ではなく、一つの物語で一冊。南伸坊さんの表紙がコケティッシュながらも色っぽい感じだったので、艶めいた怪談などが収録された本なのかと勘違い。予想してた雰囲気と内容が違うのも本読みの楽しみの一つかも。
2009/06/10
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