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屍鬼 上巻

屍鬼 上巻

屍鬼 上巻

作家
小野不由美
出版社
新潮社
発売日
1998-09-01
ISBN
9784103970026
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屍鬼 上巻 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

「日本の夏は、やっぱり怪談 和編」の為、再読。文庫版1・2巻分、収録。今回、気になったのは室井静信の原稿の向かい方だった。原稿を2Hの鉛筆で書く、書き直しが容易なワープロへの違和感、書き損じたら原稿を破棄して書き直すという部分から自分が迷い、考えた事全てを捨てたくないという、危ういまでの頑なさを感じてしまったのだ。そして精霊馬を祖先の墓に手向ける母、美和子に対し、「迎えるのでなく、(戸を開け放し)行けるようにすればいいのに」と思う場面は彼の孤独の底が開いているように思えた。

2020/08/07

七色一味

読破。タイトルがタイトルなら、パンデミック・パニックものかと思ってしまう展開。外場という名の山間の寒村。外場=卒塔婆。虫送り。壊された道祖神…。──村は、死に囲まれている。重く、昏い幻想小説。

2013/10/12

takaC

如月さまに触発されて積読本に手をつけました。たかが545ページ。されど545ページ。段組545ページは手強かった。展開的にはここで下巻に続けるのは効果抜群ですが、下巻はページ数が1.5倍ですか…ゆっくり行こう。

2012/04/22

さゆ

再読。最初に読んだときは文庫本で5巻をぐいぐいと読まされたような覚えがある。今回、再読してみると、この本はもっともっと削ぎ落した方がずっと面白いんじゃなかろうかという気がしてくる。とはいえ、下巻も読みました。

2012/08/20

aqua_33

外場という集落で起きた不可解な多くの事柄。相次ぐ病死、真夜中の転居、退職。そして都会から引っ越してきた桐敷家。何がどう関係しているのかさっぱり分からず。本作はずっしり重い本…(物理的に)、なのにまだ下巻があるという…。そして登場人物が多すぎる。読めない漢字も多くて(え、これふりがな振ってよというのに限って振られていない)なかなか読み進まず…(;´д`)途中で挫けそうになったけど後半は話も進みスピードアップ!下巻も分厚いけど頑張る。

2016/11/08

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