KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ライオンハート

ライオンハート

ライオンハート

作家
恩田陸
出版社
新潮社
発売日
2000-12-01
ISBN
9784103971030
amazonで購入する

ライオンハート / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あつひめ

時をまたいで繋がる二人。あとがきにあるようにSFのすれ違いは、そんじょそこらのすれ違いと違ってなかなかわかりづらい。でも、もしかしたら私の生きている時代でも時を飛び越えて私に会いに来ている人がいるかもしれない・・・なんて思っちゃったり。日本を舞台にしているとあまりにも現実に近づいてしまうけど外国だとやはりスケールがでかくなるから、こんなこともあり得るかも・・・と単純に思ってしまう。それにしても、ほかの方の感想にもあるように気を抜くと時代の隙間に置いてきぼりになって理解不能になりそうな作品でもある。

2011/05/04

MINA

読み終わっても、まだまだ夢を見ているような感じ。あとがきに書いてある通りメロドラマ。読んでみると予想外にとても入り込めた。ロマンチックだな。今はテレビドラマでも、もはやメロドラマなんてやらなくなって久しいし、もしかすると皆ロマンチックな夢を信じなくなっているのかもしれない。けれど、やっぱり運命とか一瞬の出会いとかそうゆう夢はいつだって素敵だと思った。時空も年齢も飛び越えてただたった一人の人に逢いに行く。結ばれないからこそ色褪せない関係ってのは確かにあるだろうな。だけど<記憶>はまさかの展開ですごく好きだ。

2014/05/11

Natsuki

夜のピクニックに次いで2作目の恩田小説。とても同じ人が書いたとは思えない。そもそも日本人が書いたとは思えない。絵画と世界史とSFと恋愛の合わせ技一本。スケールがでかいです。時のはざまで出会いと別れを繰り返すエドワードとエリザベス。その刹那に感じる歓びと苦しみ。どうやら二度三度と読むたびに浸透してくるタイプの小説とお見受けしました。ところで、タイトルの『ライオンハート』意味ありげな出だしだったのでずっと気になってたのですが、読み終わってもすっきりしなかった。。。私が気づかなかっただけなんだろうか(;・ω・)

2014/03/31

だんたろう

時空を超えて巡り会うふたり。なんともドラマチックな響きだが、読んでいると頭がこんがらがって大変。メロドラマに近いようなSFものとは珍しい。絵画をうまく使った構成も見事。人間はどこから来て、どこへいくのか。宇宙はどう始まってどう終わるのか。そんなことを考えさせられる読後感だった。誰かに会うために生きる人生もあるだろうし、誰かを引き寄せる人生も楽しそうだ。恋愛感情も運命に従っているだけだとしたら、やはり逆らってはいけないし、逆らえない。本能のままに生きろということか。

2011/11/26

星群

再読。例え、触れ合うことが出来るのが一瞬でも、巡りあって、何度も逢うことが出来る、2人の関係が羨ましい。

2015/04/01

感想・レビューをもっと見る