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朝日のようにさわやかに

朝日のようにさわやかに

朝日のようにさわやかに

作家
恩田陸
出版社
新潮社
発売日
2007-03-01
ISBN
9784103971085
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朝日のようにさわやかに / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

ミステリーだけに留まらず、様々なジャンルのお話がつまった短編集です。全14話。すでに読了済の話もありましたが、こうして1冊の本としてまとまった物が発売されたのは嬉しいです。「水晶の夜、翡翠の朝 冷凍みかん 深夜の食欲 おはなしのつづき 淋しいお城 楽園を追われて 卒業」の話が好き。「水晶の夜」を読むと理瀬シリーズをもう一度最初から読みなおしてみたくなりました。「卒業」はこういった状況に陥った理由がハッキリとは分からなかったのですが、分からないなりに読ませるところは流石だなと思いました。★★★★

2013/05/31

きさらぎ

10年前の短編集。ミステリーランドの2作の予告編目当てに読みました。「淋しいお城」がそれ。”みどりおとこ”は共通しているがお城に連れてこられる子供の条件は違う。これって不条理だなぁ…。どの話も怖くて、”さわやか”とは言いがたい。中には最後まで理解できなかった話もある。でもこういうところが好きだったと思い出しました。水野理瀬シリーズの番外編が収録されていたけど、ヨハンってこんな感じだっけ?再読して確認しなければ。

2017/02/09

けいぴ

タイトルから想像したのと全くちがって、さわやかじゃない。暗さと湿り気を含んだ短編集だった。最初の「水晶の夜、翡翠の朝」が一番良かった。

2019/02/17

藤月はな(灯れ松明の火)

再読です。この短篇集は関係のある本と音楽が無性に読んだり、聴いたりしたくなるので危険です(笑)ヨハンの冷徹さと腹黒さが滲み出ている話が好きです。「あなたと夜と音楽と」で紹介された曲では「イッツ・ワンダフルワールド」しか聞き覚えがなかったです。自分の音楽の貧困さに落ち込みそうになりますorz「深夜の食欲」では「シャイニング」、「一千一秒殺人事件」では稲垣足穂作品、「冷凍みかん」では「クレオパトラの夢」、「いいわけ」は「異邦人」、「邂逅について」は「虚無への供物」と「幻想トランプ譚」がまた、読みたいです。

2011/10/01

あつひめ

懐石料理のような少量多品種の短編集。どの料理もほかの料理の妨げにならない味付けでほどほどの長さで・・・味わわさせていただきました。「おはなしのつづき」はちょっと違う種類の物語だったような気がする。ちょっとしんみり・・・う~んしんみりの陰にも大人の思惑が隠れている感じかなぁ・・・。恩田さんのあの手この手の作品つくり、もう少し味わってみたくなりました。「冷凍みかん」もタイトルだけ以前から耳にしていたので気になっていたけど読めてよかったです。私も好みの作品です。

2011/03/25

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