パラダイス・フラッツ
パラダイス・フラッツ / 感想・レビュー
踊る猫
『母の発達』の後に読んでしまったからか、どうにも物語が停滞しているように思えた。あとはまあ幻想味が足りず、肝腎の「ナウィマチェ」のおぞましさも今ひとつ伝わって来ないきらいがあるかな、と。そのあたりでもやもやしてしまうのだけれど、ただ「共同体」というか「世間」というか、そういう鵺のようなものと直面して戦おうという意志は頼もしく感じられる。私自身の話を書くと興醒めになるが、私もまた「世間」から後ろ指を指されるタイプの人間なので笙野氏を信頼出来るのだ。いや、こんなに勝手に過剰に共感されるのを氏は嫌うだろうけれど
2016/04/27
しょこら★
うーん。よく分からないけど、不気味。
2011/05/19
きよしこ
すごい疲れたけど、最後まで読んでしまった
2013/06/21
くままつ
妖怪化した隣人、狂って行く(狂わされる)主人公の現実感。幻想的なイカれた風景から、猫を守るために意識を取り戻して行く、でも去りてなお苦しめてくる声と気配。なんかお互いに監視し牽制しながら微笑み合うキモチワルイ社会は知っている気がする。
2012/09/28
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