枕草子REMIX
枕草子REMIX / 感想・レビュー
さつき
田辺聖子さんの描く枕草子の世界が大好きなので、この本も気になってました。清少納言の暮らした平安時代の後宮が女子高っぽいという指摘には、うんうんと頷いてしまう。私も女子校出身ですが、この雰囲気は身に覚えがあります。狭い世界の中で、しょっちゅう手紙をやりとりしたり、何かというと手作りのプレゼントを贈り合う。噂話も悪口も大好き。そしてクラスの中には清少納言のように意地悪な事を面白く話す人が必ずいましたね。そういう子は大抵人気者です。千年経っても何も変わらないんだな。枕草子、やっぱり面白い!
2019/11/08
も
お気に入りさんの感想を読んで手に取りました。「春はあけぼの」のしか印象のなかった枕草子のイメージがガラリと変わる。なんかものすごいストレートで気持ちいいくらいだね、清少納言。ブスは嫌い。下種も嫌い。すきなことは噂話とモテ自慢♪いつの時代も女って変わらないモンなんですかね。清少納言にFacebookとかやらせたら面白そうだわ。「徒然草REMIX」というのもあるらしいので、今度はそちらも読んで見ます。
2016/05/13
James Hayashi
枕草子を現代的に解説。約1000年前の平安時代の文化に触れることができる。紙もまだ十分になかった時代に書かれた随筆。書かれた意図、枕の意味など理解されていない部分も多い。女性目線から見た男性像を、著者が解釈するのがいとをかし。
2018/12/28
宇宙猫
挫折 枕草子の解説書なんだけど、著者のテンションについていけず挫折。非常に残念。
2016/01/10
miyumo
とても面白い本でした。この本が高校の古文の教材であったら、私の古文嫌いもかなり変わっていただろうと思わせてくれるような。我が国の代表的な古典である枕草子を、まるで女性週刊誌のエッセイの様に感じさせてくれる分かり易さ。何より千年以上前の人が本当に現代人とほぼ同様、あるいはそれ以上のセンスを持っていたと言うことを実感させてくれます。特に和歌が現代の携帯で撮る写真みたいなものだったと言うくだりは秀逸です。読み終わると、もう古文も原文のまま読めそうな気がしてきました。
2024/05/23
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