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徒然草REMIX

徒然草REMIX

徒然草REMIX

作家
酒井順子
出版社
新潮社
発売日
2011-11-22
ISBN
9784103985075
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徒然草REMIX / 感想・レビュー

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kumicom

章に分かれてて読みやすかった。ちょっとカッコつけてる人をディスりながらも結局あんたもカッコつけてるじゃん!と思いつつも、どこかでこういう人、知ってるんだよな〜と感じながら読んでいたら、最後の「つれづれ」の章に「SNSに思いを吐露せずにいられない今時の人々の心理と重なる」と書いてあって納得!はいはい、「つれづれなるままに」「書きつくれば」「あやしうこそものぐるほしけれ」って、つまり「心に浮かんだことをいろいろ書いちゃうけど、何してるんだかな、俺」ってことで、まさにツイッターじゃないですか、兼好さん!

2016/12/07

枕草子に続いて、徒然草REMIX。こちらにも清少納言さん登場。兼好さんとの対話でまた好き勝手言ってます。徒然草の解釈にも書き方や言葉の使い方などについて、枕草子がチョイチョイでてきます。普段は同じ古典として括っている枕草子と徒然草でも、時代を考えればかなり年が離れているわけで、同じ言葉を違う意味で使っていたなんていう比較が結構楽しめました。あと、内容には全然関係ないけど、表紙が好み。

2016/05/26

風眠

学生の頃は、いちいち文句たれてるおっさん、というイメージしかなかった兼好法師だけど、この本を読んでからは、なんだか愛らしいと感じる。自分大好きで、自慢したがりで、なんだかスネオみたい。清少納言との対談(?)も、現代にこの二人が生きていたら、こんな感じなんだろうなぁ、という雰囲気でおもしろかった。いまどきの言葉で訳したり解釈されたりすると、現代の感覚にリンクさせやすくて、昔の人もあんまり変わんないなぁ~なんて、ぐっと親しみを感じながら読めるのがいい。

2012/01/10

syota

肩のこらないエッセイ風の作品だが、古語の花形ともいうべき「わびし」「あはれ」の語義について『枕草子』など平安期の作品との違いを解説したり、枯れた世捨て人という一般的なイメージとは大分違うその実像を追求したり、内容的にはかなり充実している。清少納言と兼好法師の架空対談も、両者の違いや共通点、『枕草子』の影響などが分かって面白い。『徒然草』を読んだ直後だったので、あっ、そうか、と腑に落ちる点が多く、非常に参考になった。

2017/06/06

焼きそばん

学生時代古文が大嫌いでした、しかし最初にこの手の本で著者の言いたいことを理解したうえで読んでいたらと後悔しました。今も昔も変わらないし、高尚なことが書いているわけではなく、単なるエッセイであり、意外と共感させられました。徒然草を見直させてくれた一冊でした。

2014/11/16

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