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傷春譜

傷春譜

傷春譜

作家
楡井亜木子
出版社
新潮社
発売日
1994-08-01
ISBN
9784103992011
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傷春譜 / 感想・レビュー

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ゆき

子供であることを嫌悪して、大人であろうとする磨理枝と夕凪。2人が恋した男性で共通してるのは、ダメな男ということ。そんな恋はもどかしく、そして痛々しくもあった。表題作の「傷春譜」が良かったです。

2016/04/22

波多野七月

好きになったんじゃない、恋に落ちたんだ。幼くして母親を亡くし、芸術家気質な父親と2人で暮らしてきた主人公・磨理枝。父親が再婚し、継母にあたる女性とも穏やかに暮らす毎日。偶然チケットを手に入れて訪れた舞台で、北倉水という役者に惹かれていく。やがて、彼を追い次の公演のために一人京都へと向かう磨理枝。「この人を自分のものにしたい」という思いは、熱病に浮かされたような恋なのか、それとも違うモノなのか。少女時代の、ひりつくような思いに揺さぶられる。表題作他、『あたたかい鎖』を収録した短編小説集。

2016/01/14

山道

★★★☆☆

2008/11/25

しき

小気味いい少女たちとろくでなし男との恋物語。読書blogに感想UP済

2008/02/05

Nori

痛みのある女子高生の日々をなんとも味のある文章で読ませる物語でした。起きてる事件はなかなかのモノのはずなので文章というか書き方のせいか激しさは感じない。2編収録されていて、それぞれのサブキャラクターが主人公になって入れ替わる物語だったので、そういう意味でも楽しめました。

2020/12/20

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