悪妻に訊け: 帰ってきたソクラテス
悪妻に訊け: 帰ってきたソクラテス / 感想・レビュー
Gotoran
著者の分身であるところの、ソクラテスとクサンチッペが、本書刊行時(1996年)の話題(出来事、流行、売れ筋の本、映画等の19のテーマ)について、対話形式で議論・論考を重ねていく。哲学的論理を積み重ねていくソクラテス。片や、生活感覚と直感という常識で鋭く切り込んでいくクサンチッペ。一つのテーマ、即ちモノを発端に、対話で考えを深め、思惟し、普遍的な知へと導いていく。著者の全ての評論には共感できるもの、そうではないものがあるが、哲学とは徹底的に考え抜くことであるということを再認識させてくれた。
2016/05/18
たらちゃん
何かと理屈をつける旦那と丁々発止でやり合える賢いクサンチッペ。実際にこんな受け答えをする奥さんだったら尊敬します。
2017/01/05
quiz9
最近のわたしのプチはまり『池田晶子』
2011/06/30
meisyuu
クサンチッペは、ほんとに面白い。
2010/05/21
まみろん
★★★★★
2019/05/21
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