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勝っても負けても 41歳からの哲学

勝っても負けても 41歳からの哲学

勝っても負けても 41歳からの哲学

作家
池田晶子
出版社
新潮社
発売日
2005-08-25
ISBN
9784104001071
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勝っても負けても 41歳からの哲学 / 感想・レビュー

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団塊シニア

一貫して考えること、言葉の重要性を唱えている作者の言葉は奥が深い内容である。

2015/05/18

みねたか@

週刊新潮連載コラム。あきれるほど理屈っぽい。なぜ,どうしてと問を突き詰めてくる。怖い人だ。でも「人々が熱くなっているときに、水をかける人が1人ぐらいいたほうがいい」なんて舌を出したり,「愛犬が箱根で狛犬をしておりますもので」と宇宙の神秘に思いをはせたりするチャーミングさも併せ持っている。何よりも感心するのは,文章をものすことを生業としているというプロ意識の高さだ。短いコラムの最後には磨き抜かれたフレーズが準備されている。こちらはそこで瞠目し揺さぶられ,そして内省の旅に出る。

2019/04/09

抹茶モナカ

『41歳からの哲学』の続編。週刊誌に連載された哲学コラム。時事ネタを絡めて、池田さんの独自の思索が展開される。言葉や物語についての思索が、ハッとさせる。平易な言葉で、身近なところから疑う。44歳の頃の仕事との事で、自分も池田さんがこのコラムを書いた年齢に差し掛かり、やはり、哲学を職業にする方と自分の違いを感じた。簡単なところから離陸する、その高度が僕みたいのとは全然違う。

2018/02/05

nakmas

流し読みだったが、とても示唆に富んでいる。 パンタレイ、万物流転、金は天下の回りもの。。

2018/09/15

ほじゅどー

★★★★人として生まれて後進に尊敬される年寄りにならなければと思う。一回きりの人生思い切り楽しまなくちゃ損だというのは、ある意味では正しいが、快楽が目的化すると人は馬鹿になる。本当の快楽は、快楽も苦痛も同じことこの世の現象だと見抜き、現象に左右されない賢い人間になるところにある。それが人生の意味なのである。が、若いうちにはなかなかこの真実には気がつかない。この真実を若者に教えることができるのはより賢い人間になろうと考えながら生きてきた賢い年寄りだけなのである。そういう年寄りに私はなりたい。

2018/04/30

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