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こぼれ種

こぼれ種

こぼれ種

作家
青木玉
出版社
新潮社
発売日
2000-06-01
ISBN
9784104052028
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こぼれ種 / 感想・レビュー

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樹々にまつわるしっとりとしたエッセイ。年に一度の桜の花を病床の母に見せてやりたいけれども、花冷えで体調を崩しては…、と逡巡するところが身につまされました。ハンカチの花は木蓮がもうちょっと重力に負けた感じなんだろうか。幸田露伴、文さんの文才は植物が花を咲かせ、種をこぼし、また芽生えるように、しっとりしっかりと玉さんに受け継がれているのだなあ…。

2014/02/27

pico

個人的に沈みがちな心にやさしくしっくりくる重くも軽くもない上品な匂い漂うエッセイと写真。道端のありふれた樹木から、珍しい樹木まで、情愛込め丹念に愛でている様子が心地良い。祖父・幸田露伴の「五重塔」母・幸田文の「木」と一緒に読むことをオススメします。志村ふくみさんの取材もあり、志村さんの本は読んでいてもその姿を目にしたのも外側から描いた志村さんを見るのは初めてで、真のナチュラリストたるそのお姿に感激する。文庫も出ているようなので、ハンドブックとして木めぐりをしてみるのもよさそう。

2009/04/03

てくてく

著者の母が晩年取り組んでいた樹木に関する執筆を引き継いでいるかの様な植物に関するエッセイ集。隙間時間に読み進めたが、その時間が心地よくなるような爽やかな文章だった。盆栽の作業に関する話が特に素敵だった。手元において何度か読みたいと思った。<おすすめ>

2014/12/01

サクサクぽいぽい

美しい文章美しい日常だなあとうっとりした

はち

ふくふくと草木が芽吹く様が目に浮かぶ。 自然の見方が変わる。

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