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ひらがな日本美術史 4

ひらがな日本美術史 4

ひらがな日本美術史 4

作家
橋本治
出版社
新潮社
発売日
2002-11-01
ISBN
9784104061051
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ひらがな日本美術史 4 / 感想・レビュー

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アキ

素性の知れぬもの・俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」、大胆なもの・本阿弥光悦作「舟橋蒔絵硯箱」、ジヴェルニーに通じるもの・尾形光琳「紅白梅図屏風」、人間のあり方を考えさせるもの・「桂離宮」、知的なもの・石川豊信「花下美人図」と鈴木春信筆「藤原敏行朝臣」江戸初期から中期にかけての美術についての解説はただもう圧巻なのです。「宗達の線はそのまま面である」これだけ率直な対象を射抜く視線は鋭すぎて言葉もありません。桂離宮「人間が美なる人為を生み出す時、自然に対してどのような態度を取るべきかを考えさせるもの」是非訪れたい。

2021/04/30

かにこっこ

尾形光琳を褒めつつけなしつつ最終的に絶賛する。春信はホントに褒めてるこれ?しかし春信がいなければ浮世絵の色彩は全く違ったものになっていたのは事実か。桂離宮に行きたくなったり大津絵を買いたくなったりする。

2021/05/25

小倉あずき

尾形光琳の【燕子花図屏風】の美しさは子どもにこそビビッとくるという指摘に納得。私も一目見たときから好きだったもん。【流水図乱箱】の表現はクリムトにつながってゆく。そこには金という素材を単なる素材としてとことん使い倒す鷹揚な稚気を感じる。別稿で筆者が「日本の美術は、『なんとかして”説明”という理屈臭さを超えたいと思っているものの集積』なのだろうと、私は思っているのである」という言葉も俵屋宗達の作品を見るとストンと入ってくる。円空仏も然り。芸術って振れ幅広いなぁ

2019/07/08

らぴ

俵屋宗達がかっこよすぎる!ってことを再確認。

2014/01/20

Jiro

4巻目 江戸時代に 俵屋宗達・本阿弥光悦・尾形光琳に圧倒される。しかし、桂離宮・大津絵・円空仏もカバーしてるところが橋本治ならではなんでしょうな。そして、浮世絵の登場。懐月堂安度を知って、すごい。現物をこの目で見たいものだ。

2012/10/02

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