読まずにはいられない: 北村薫のエッセイ
読まずにはいられない: 北村薫のエッセイ / 感想・レビュー
KAZOO
北村さんの1冊目のエッセイです。「読書」「自作の周辺」「日常の謎 愛しいもの」と3部構成ですが全体を流れているのはやはり本に関してのものが多いような感じです。最初の部分はさまざまなものに発表したミステリーのあとがきや解説が中心になっています。次がご自分の作品に関するもので最後が一番エッセイらしい気がしました。それでも本屋さん関係の話が多く著者の傾向がよくわかります。
2018/02/04
紅はこべ
鮎川哲也とクリスチアナ・ブランドへの愛が溢れている。ブランドが意地悪というのは、私もかねてより感じていたので、北村さんと同じ感想というのは嬉しい。
2022/05/23
よむよむ
北村薫さんのすっごい量の本の紹介本。ほとんどが未読で、作家さんの名前すらわからない場合が多かった。鮎川作品にも触れたことがなかったが、北村さんの解説?をいくつも読んでいるうちに“読まねばっ”と強く感じる。面白かったのは鮎川賞の予選委員を務めたときの様子。北村さんのわくわく感が伝わってくるし“フレデリック・キンサン~”のくだりでは思い切り噴出してしまった。『慟哭』も読まなくては~
2013/03/03
さら
古典ミステリーをほとんど読んでいないので分からないことも多かったです。ここに紹介されている本を読んでいたら、もっと楽しめたのにと思うと少し残念です。北村薫氏の“本が大好き!”という気持ちがとっても伝わってきましたし、読みたい本も増えました。ああ、読みたい本ばかりで時間が足りない(苦笑)
2016/07/15
tomi
小説デビュー前に書かれたコラムや文庫解説はじめ、様々な媒体に発表した書評やエッセイが集められている。1章の書評部分はマニアック過ぎて既読の作品解説以外は飛ばし読み。自作を語った2章と、3章のエッセイは楽しめた。「おどるばか」という幻の本を探す話は意外な大物に繋がる展開にびっくり。
2013/03/21
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