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桃

作家
久世光彦
出版社
新潮社
発売日
2000-02-01
ISBN
9784104101047
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桃 / 感想・レビュー

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林 一歩

極めて官能的な短編集。下品な言い方をすれば、このエロさは尻の青いガキどもには理解できないだろう。「囁きの猫」が好み。猫という生き物の、極めてエロティックな側面をこれほど的確に表現した作品は他にない。

2014/07/30

夏子

大正から昭和にかけての、この時代独特の薄暗くて幻想的な空気の匂いを感じる。

2013/12/08

トリッコロ

「桃」をテーマした短編小説。部屋を片付けていたら段ボールの中から見つけて何となく。。

2015/04/27

かもい

大正昭和初期あたりを舞台にした「桃」がテーマの官能?短編集。この時代独特の薄暗さが、桃のむせ返るような匂いと湿り気を帯びて迫ってくる。昔読んで、「同行二人」が何やら忘れられなかったので再読。この時代の空気感が好きなのでたまらん。

2014/08/25

ホウ

『桃』が出てくる話がまとめられた本。どろりとした質感で、それでいて露悪的でない、生死と隣り合わせの官能が書かれている。色っぽくて幻想的な『囁きの猫』、女性ふたりの蓮っ葉なやりとりがなんだか可愛い『同行二人』が特に好き。

2024/04/11

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