薔薇に溺れて: 死のある風景
薔薇に溺れて: 死のある風景 / 感想・レビュー
みさどん
エッセイの一つ一つが短くて歯切れよかった。死がテーマで、昔の話でもあり、静かな雰囲気。今も昔も、人は本を読まなくなったと嘆くのは一緒だな。読メで、本を読む人と関わりあえるのはありがたい。歳を取ってくると、怖いものや懐かしがるものや関心事って変わっていくものなのだな。
2020/04/09
読書国の仮住まい
ほぼ全てのエッセイが2ページと短く、タイトル通り死にまつわるテーマが多い。 所々に挟まる絵画もまた良いアクセント。 木内みどりの亡くなった母親が、お手製で製本して残していた句集。 松山英太郎の葬儀で賛美歌を節回しで歌った森繁久彌。 それを見て泣きながら笑っていたという森光子。 木内さん、森繁さん、森さん、そして久世さん本人。 いずれもこの世の人ではない。 死のある風景。
2020/04/03
ミメイ
☆5
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