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冬の女たち: 死のある風景

冬の女たち: 死のある風景

冬の女たち: 死のある風景

作家
久世光彦
出版社
新潮社
発売日
2002-06-01
ISBN
9784104101061
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冬の女たち: 死のある風景 / 感想・レビュー

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さらば火野正平・寺

そうだった。これ週刊新潮に連載してたんだ。懐かしい。エッセイではなく随筆。この人の書くものは、本が好きな人が書いたもの特有の雰囲気があって好きだ。読む楽しみがある。青年将校や詩、ロマンチックな狂気や女優、文学、死…こういうものへの憧れはベタでキザなのかも知れないが、やっぱりワクワクするし、カッコイイ。

2012/03/19

荒川ながれ

帯にある「人間は死ぬために生きている」に惹かれて読んだ。耽美的な文章が気に入った。どれもエロスとタナトスの匂いがするエッセイ。

2018/08/27

ジョバンニ

「朝の電線に止まっている雀みたいな女」とか 「桃色の海鳴りみたいな残響」なんて、久世さんにしか書けない…。今、もしご存命だったならばどんな随筆を書かれただろうなあ。

2015/05/19

ミメイ

☆5この「死のある光景」シリーズはどれも絶品です。久世さんのエッセイはまさに名人技。装丁も美しく、これはもう永久保存本。

nightowl

週刊新潮に連載していた随筆集では三冊目のものだと後から気付く。似たような締め括りだったり、思い出したように死と関連付けてまとめてあるものもある。9.11や3.11を越えた今ではそう一概にもいえないのでは、という「God Bless America」という随筆もある。ただ、読んでいるうちに物語が作れそうな語り口調は流石。自分自身の美学を確固に持った人だけが書ける文章と言えそう。

2014/03/17

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