温泉主義
温泉主義 / 感想・レビュー
まっと
「はじめての横尾忠則」は「ぼくは温泉がニガテである」から始まる温泉紀行。草津から始まり、下呂、有馬、修善寺、箱根、伊香保、鬼怒川、、、巡る巡る、その数なんと24。そして「紀行文」というだけでなく、行く先々で描かれる(異界めいた)イラストもまた本書の魅力で、一つ一つの作品を思わず穴が開くほど眺めてしまう、時にはその絵の中になんだか吸い込まれていくような感覚すら覚える、そんな楽しい1冊。旅を続ける中で著者自身の見方も変わっていったようで、自分自身もこの企画に乗って、近いうちに温泉巡りを始めてしまいそうだ。
2024/04/07
YO)))
巡る温泉はメジヤーどころばかりだし横尾氏のスピり具合も控えめで文章は全般物足りないけど絵は素敵です。
2016/01/15
hata2
文章の熱量により、その温泉を気に入ったかどうかが何となく感じられる。
2018/11/09
takao
ふむ
2022/12/28
エリザベス
神戸の王子にある横尾忠則美術館に行ったら、ちょうY字路をやっていて、摩訶不思議な横尾ワールドに引き込まれた。同著は横尾氏が古稀を迎えた頃に書かれた本。子供と老人は、社会的責任から解放され魂が自由になると心理学の本で読んだことがあるが、まさに著者の魂の開放を垣間見る思いがする。といっても、何も難しい内容ではなく、時折クスッと笑えるのが、著者らしい。『遠くに行けば行くほど、内なる自分に戻るのが旅でもある。』とあれば、どこか遠いところに旅に出たくなる。
2015/12/31
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