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嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2)

嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2)

嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2)

作家
養老孟司
出版社
新潮社
発売日
2011-03-01
ISBN
9784104160051
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嫌いなことから、人は学ぶ (養老孟司の大言論 2) / 感想・レビュー

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mejiro

言葉は厄介だと思った。別の著書で人体で最も要らない器官は脳、と語っていて、まあ、先生!と思ったけど実はそうなのかもしれない…。目の前に相手がいるからか、対談の方が説明が親切だが、本人が書いた文章では頭のいい人の思考を覗くようで興味深い。説明が明快なため、分かった気になってしまうのが個人的難点かも。

2014/12/26

nizimasu

養老先生の一環したテーマに意識と身体性の問題がある。社会が意識を優先するあまり身体性から乖離してしまっているということを指摘している。あと連載の3冊では、環境問題をモノの問題としてエントロピーの法則と照合して説明していて、この考え方は自分の体と心の声の問題意識と大きくつながるのだ。身体性を失った人間の自然回帰のみならず、その先にある生き方もまた考えさせられる本でした。前に読んだ時のもやもや感がだいぶ解消されて我ながら読解力もちょっと進歩したかな

2014/02/13

ふじ

時間のない人は最後の内田×養老対談だけでもオススメ。ある意味この一冊分の要約になっている/養老先生の「すぐ面倒くさくなる」「面倒になったらすぐ辞めちゃう」気質にとても共感(笑)

2011/08/07

いのふみ

タイトルが「釣り」含めて秀逸。思想・哲学的な本かと思ったら時事放談的要素が強かった。でも、養老さんには特別な知識に寄りかかるのではなく、普通人的に、合理的に考えるという意識が徹底しており、その思考・文章にはキレがある。

2022/06/17

なおみ

「違いから説き起こす」の章が特に面白かった。意識は脳の働きであり、脳は身体の一部なんだから身体をおろそかにしてはいけないという言葉は、解剖学を長くやっていた養老先生だけに妙な説得力があるとおもった。意識中心になりがちな私には耳の痛いお言葉。

2013/04/10

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