檸檬夫人
檸檬夫人 / 感想・レビュー
ナマアタタカイカタタタキキ
著者の回想録ってことで良いんだろうか、これは。団鬼六先生といえばその手の分野においては第一人者として知られているけれど、その起源のようなものを垣間見られる一冊。冒頭の章での醜女な同級生との体験やら、バイアグラの話で肝心なところまできて折れるところとか、つい笑ってしまうような情けなさと哀しさに、人間らしさというか、人生の縮図を感じずにはいられない。最後の話だけは性に直結していないので、うっかり凄まじいものを読まされた感があるけれど、この戦慄こそ、官能小説特有のゾクゾクとする読後感に通ずるものがある…のかも?
2019/08/20
★☆☆☆☆ この人ほんと鬼畜だよな。陵辱したあげく殺すんだから。エッセイはつまらなかった
2016/11/30
towerofthesun
堺事件に取材した巻末の「大切腹」が印象に残る。三島由紀夫的なエロスにも通じるが、団さんの精神世界でも結局グロとエロは人間の根本として表裏一体に繋がっているということか。
2018/12/18
薫
檸檬夫人、卑怯者、老木の花、勃起薬綺たん、大切腹
2010/06/25
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