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往きて還らず

往きて還らず

往きて還らず

作家
団鬼六
出版社
新潮社
発売日
2009-07-01
ISBN
9784104178056
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往きて還らず / 感想・レビュー

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うー

特攻隊秘話ということで、出撃して神になる隊員が実は絶世の美女を愛人にしてて、その女が次々と三人の隊員に引継がれるという話。後半はそれに立ち会った筆者の父が戦後、美女とそっくりの女に出あい、溺愛して家を飛出すが美女はアメリカ兵と結婚し父は戻ってくる。とにかくこの先どうなるのか全く予想できなかった。セックスの描写はあるが官能小説ではないし。永遠の0的な世界観に対するアンチなのか?戦争なんだが、こういうしかし、少し前の話なのに全くあれは夢だったのではないか、という体験は多かれ少なかれ誰にでもあるんじゃないか。

2022/10/17

横浜横浜

太平洋戦争ものはいくつも読んだが、この切り口での作品は初めて。 さすがはこの作者ならではの切り口で新鮮。 それにしても、出てくる登場人物が切ない・・切なすぎる。 恋愛小説のエキスだけを昇華させた、純粋な愛の物語です。

2012/01/21

kaguyam

初団鬼六。完全にエロスのイメージの人なのに、タイトルからして特攻物か?と思ってパラッと中身を見たら、宝塚、すみれ、の文字に即読むことに決定。宝塚好きの大尉と愛人、そして部下たちの生き方をエロスもありつつ描いてある作品。切ないと言えば、切ない。前編だけでわたし、満足かなぁ。しかし、これは実話なのかしら…一人称の感じが本人っぽさが凄いんですけど。力量なの?

2015/07/03

snakedoctorK

北区つかこうへい劇団の公演を観て読みました よいです 佳作であります 男と女の情愛が見事に描かれております

2010/12/30

すいむ将軍

エロスとせつなさ。官能はもちろんだが他の部分の文章もリズムが私に合っている。水を飲むようにするすると。

2010/02/14

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