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生者へ

生者へ

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作家
丸山健二
出版社
新潮社
発売日
2000-10-01
ISBN
9784104192038
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生者へ / 感想・レビュー

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GaGa

丸山健二の自伝エッセイ。ただ、不思議なことにエッセイでありながら自伝小説のようによめてしまうところは流石の作者の力量。冒頭の「アナーキズムは思想と言うよりも、むしろ哲学である」という大方の見解に異を唱えるつもりは毛頭ない。しかし、小説家の端くれとしての私は、その真っ当な解釈に対し、敢えてもう一つ付け加えてみたい「アナーキズムは思想であり哲学である以前に、芸術家の体質そのものであると」-いい言葉だな♪

2013/01/22

ももたろう

健二の自伝的エッセイ。彼の思想が、余すところなく開示されている。「救われない不自由な存在だからこそ自由を激しく求め、闘い、それを求める際に飛び散る火花こそが現実に根ざした真の生者の感動というのではないのだろうか。救われない身であればこそのこの世を生きる力と価値が生じるのではないだろうか。」

2015/10/10

takehiro

考え方が極端だと感じる箇所が少なくないけど、自分の考えをこれだけはっきりと表現できるのはすごいと思った。

2015/03/05

doradorapoteti

最後の最後まで己れの力で何とかしようとする者こそが真の生者である。

2005/05/21

Rusty

かっこいい言葉が述べられているが、あまりにも人を見下している気がする。本当に自立していて、生き生きとした感動を得る感性を持った人間、というのはどんな人なのかよく分からない。取りあえずこの人の小説を何か読んでみよう。

2015/01/16

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