決戦前夜: Road toFRANCE
決戦前夜: Road toFRANCE / 感想・レビュー
えみ
サッカーのW杯初出場が決定した1997年。当時の歓声を今ここで感じ取った。その時選手は何を思ったか、今まで何を思いプレーしてきたか、念願のW杯初出場までの険しい道を戦い抜いた彼らの表情…本書を読むことで詳しく知ることが出来た。正直なところ日本代表戦もほぼ観たことなく、サッカーの知識はゼロと言っても過言じゃない。そんな私が選手の事を知るはずもなく、試合の勝敗がW杯にどれだけ影響を与えるかなどさっぱりだけれど、中田英寿は知っている。彼の試合に臨む姿勢と一流選手の矜持に実力者として周知されている意味を理解した。
2022/07/03
ぺぱごじら
先日読んだ本(Number記事録)で本棚にあったなぁと思い出し再読。金子達仁はドキュメントライタではなくストーリテラァだと感じた。彼の記事には必ず『自らの想い』が全面に張り巡らされているから。『事実を淡々と書き残す叙事者』としては不向きだが『後世に記憶される物語』を描くには最適な人。ドーハの悲劇を真っ暗な部屋で目の当たりにして固まっていた自分には、どんなに無様であっても第三代表でも、ジョホールバルで初めて掴んだ切符の価値は輝いている。2015-57
2015/04/18
KING-N
サッカー日本代表W杯初出場までの最終予選を、中田、川口のインタビューを交えながら、臨場感に溢れた文で綴られていくルポ。今の代表と比べたら実力は劣るだろうが、選手にのしかかっていた期待感や重圧は今以上かもしれない。私のような一般人が経験することがない重圧と、限界を超えても走り続ける肉体の鍛錬は、理屈抜きに尊敬に値する人たちだ。今の自分を投影しながら読んでもらいたい作品。
2015/12/03
宮崎太郎(たろう屋)
懐かしい一冊。ワールドカップ予選が極上のエンターテイメントだった。
2020/05/18
スカタンク
フランスに行くつもりでチケット騒動に巻き込まれ、私も決戦前夜は死闘と呼べるものだった。
2014/07/29
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