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38億年 生物進化の旅

38億年 生物進化の旅

38億年 生物進化の旅

作家
池田清彦
出版社
新潮社
発売日
2010-02-26
ISBN
9784104231065
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38億年 生物進化の旅 / 感想・レビュー

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たま

約38億年前から始まった生物進化の歴史を概観した本。特別に生物を学習したこともないのですが、興味があったので手にとりました。案の定難しい話は全部すんなり入ってはこなかったけど、比較的分かりやすい説明だったと思います。古代生物の得体の知れなさや恐竜のスケールの大きさにワクワクし、38億年間という途方もない時間にロマンも感じられて、安易な楽しみ方かもしれないけど読んでよかったです。一番印象に残ったのは、種の多様性の観点からみるとヒトは絶滅の道を歩んでいるかもしれないということでした。

2012/12/15

tama

図書館本 きっかけはTVで名前を知り 進化とは環境に適応して形態・機能が出来るのではなくまず形が出来、その形に合わせて環境を選ぶこと。両生類が進化を繰り返して爬虫類になったのではなくもっとも古いものから爬虫類になった。「サウルス」はトカゲの意味だが、哺乳類に使われることもある。ややこしいな。生物は今までに何度も絶滅を繰り返しており、大きな隕石の地球への衝突が原因なことがあるようだ。現在はそう言う衝突がかなり正確に予測できるが、避けられるかどうかはわからんなあ。震えつつその日を待つこともありそう・・・

2023/03/08

takehiro

38億年かけて進化してきた生物。この先はどうなっていくんだろう。

2016/01/03

38億年の生命の歴史の中で、誕生した(主に化石でいたことがわかっている)生物の種をとりあげて説明していく。「形態が変わって最適な環境が変わったから移動する」という解釈は面白い。それだけで変化が説明しきれるかどうかわからないけれど。『選択なしの進化』の監訳者あとがきで、自分の説に似てる部分があると言ってたのは、新規性の話だろう。まったくの偶然による突然変異に頼らない、方向づけられた変異。『ダーウィンのジレンマを解く』みたいで面白かった

2012/05/02

ブラタン

面白かった。生命の進化を「DNAが突然変異し、形質が変わり、それが適応的ならば自然選択により、場合によっては偶然により、集団中に拡がっていく」という、一般的に受け入れられているネオダーウィニズムで説明するのではなく、「DNAそのものが大幅に変異したのではなく、充分蓄積されたDNAの発現(使い方)が可能になり、形質が変わり、その形質に適した環境を、生き物が目指した」と説明する。実にすっきりしている。分子生物学至上主義のこのご時世に警笛を鳴らしている姿勢も好感が持てる。ただ「あとがき」の愚痴は要らないか?

2011/07/26

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