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別れの季節 お鳥見女房

別れの季節 お鳥見女房

別れの季節 お鳥見女房

作家
諸田玲子
出版社
新潮社
発売日
2019-11-27
ISBN
9784104235162
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別れの季節 お鳥見女房 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

好きなシリーズだった。とうとう完結、大団円です。大きな時代の流れに、珠世さんから恵以さんに矢島家の家刀自も代替わり・・それでもやっぱり珠世さんで回っている。諸田作家が珠世さんのように生きたいと言う。私もそうだ。他人の幸せを羨まず、自分の不幸を嘆かない。『禍福はあざなえる縄』私も肝に命じよう!珠世さんの信条は恵以さんに引き継がれて、ラストも微笑ましい。いつか又矢島家の皆に会いたい。

2019/12/15

真理そら

時代が幕末になっているので武士になりたい若者や仕官を望む人たちに複雑な気分になってしまった。恵以さんがキュッとえくぼをきざんで笑いだす結末の既視感が楽しい、この一家なら幕末から明治もタフに生き延びるよねと思ったり、完結編じゃないのにそんな気分で読み終えた。

2020/06/17

ゆみねこ

また珠世さんに会えて嬉しかった。千客万来来るもの拒まずの矢島家も嫁の恵以さんにしっかりと引き継がれ、お鳥見役のあり方も幕末の動乱で変わりゆくことを暗示しながらの幕引き。ちょっと切ない別れもあるけれど、矢島家は変わらず笑顔に満ちあふれている。

2020/12/29

読書にハマり始めた頃から読んできたシリーズ。どんな状況に陥っても正面から受け入れてきた珠世さん。ホントに優しくて、温かくて、楽しい素敵なシリーズでした。

2020/04/23

keiトモニ

題名からして矢島珠代殿もお年を召し、とうとうって思ったりして…。どっこい“多津と源太夫が怨みを捨てて共に生きる道を選んだのは、珠代の導きによるところが大きい。来るものは拒まず、あるがままを受け入れて良いところを見つけていこうとする珠代の天性の明るさが、二人の心に感化を及ぼしたのである”などと今日なら新興宗教教祖かしらと思えるほどのご指導と心染み入るお言葉でございました。にしても天狗の娘での登美の口上が楽しい。”天狗の娘のその娘の稚児。やれやれどんなお顔になるのやら”☚間違いなくanti絶世の美女でしょう。

2020/03/28

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