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コルセット

コルセット

コルセット

作家
姫野カオルコ
出版社
新潮社
発売日
2006-09-21
ISBN
9784104277025
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コルセット / 感想・レビュー

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青蓮

タイトルに惹かれて読みました。「反行カノン」「フレンチ・カンカン」「三幕アリア」「輪舞曲」4つの連作中編集。姫野さんは初めて読みましたが、本作は好き嫌いがはっきり別れる作品だそうで、確かに姫野初心者には取っ付きにくい感じでした。共感もできず、世界に入り込めないまま読了してしまったので、ちょっと勿体なかったな。雰囲気的には何となく自分の好みに入りそうな気もするので、また姫野さんの別の作品を読んでみたいです。

2017/01/14

まる

色々な愛の形…うーん、違うな…恋愛と結婚は別、というのも違う。愛と性欲は別?あとがきを読んで少しわかったような気がしたような、しないような。私のような下々の者にはわからないような、向こう岸に住む人たちの言い分。読みやすかったし、嫌いではないです。ねっとりしているんだけど、日常と遠いせいか、しつこくない。主人公が変わりながらも大きくは変わらない彼女たちが緩く繋がっているのが面白かったです。最後、踊り子と旦那の関係が一番気になりました。踊り子が完全に捨てられたのか、失った踊り子を旦那はどう思っているのか。

2016/03/28

夜長月🌙@新潮部

姫野カオルコさんを初読み。複雑な心理が絡み合った上での性愛であり、かなり非現実的な設定の連作。

2014/10/05

ブルームーン

4つの話が入った短編集。上流階級の人々のドロドロした恋愛話。最初外国の話かと思ったら日本の話だった。それぐらい現実味が感じられない。それぞれの話の終わりが次の話の始まりにリンクしているところが面白い。登場人物もちょっとずつ重なっている。「×」とか「××」とか人の名前の表示に使っているけど、誰が誰だか軽く混乱。藤沢さんも結局何だったんだ・・・という感じ。

2014/02/05

赤い肉球

姫野作品を初めて読む方にはオススメ出来ない、って感じの作風。好き嫌いが分かれると思う。引き出しをたくさん持っている姫野の一番クセのある作品だと思う。いやー、一般庶民に生まれて良かった、働かなくては食べていけない人たち、に生まれて良かった、と思った。こういう特権階級の方々がみんながみんな、こうではないと、もちろん思うけど。現実離れした世界を覗かせて頂きました。非常にインパクトのある作品なので、忘れることはないでしょう。

2015/06/01

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