戦慄: 昭和・平成裏面史の光芒
戦慄: 昭和・平成裏面史の光芒 / 感想・レビュー
kinkin
冒頭の三菱銀行人質事件とあさま山荘事件、ホテルニュージャパン事件が印象に残った。どれも昭和を代表するような大事件。三菱銀行事件はその猟奇的で残忍な犯行ゆえに詳細が語られることはタブーになっていいるが本書では全部とは言えないまでも詳しく書かれている。あさま山荘事件は当時テレビ中継をリアルで見ていたので大きな鉄の玉をクレーン車に取り付けて山荘に当て壊すところなど今でも記憶に強く残っている。ホテルの火災も覚えているが火災の死者は30数名。先日の京都アニメの死者が34名というのはこの火災がいかに酷かったか・・・
2019/08/03
鷺@みんさー
99年発行だから古いのだが、関係者の証言が詳細で臨場感あり。三菱銀行の梅川事件は本当にソドムとしか言いようがない。ホテルニュージャパン火災やあさま山荘事件などは、散々テレビのドキュメンタリーで見てきたから、目新しさはないが読みごたえはあった。下山事件50年目の真実が一番興味深かった。初動からずっと捜査を担当した刑事の推理は「自殺」。謀殺論云々は現場には関わりのない話。それにしても令和になっても凶悪事件減らないなぁ。
2021/05/28
友川サイコー
三菱銀行北畠支店監禁事件、あさま山荘立て籠り、田中角栄逮捕、金丸信逮捕。著者と同年代の私にも記憶に残る大ニュース。臨場感たっぷりの文体で当事を再現する筆者に感服。
2020/01/18
nota
コシマキに「日本全土を恐怖に陥れた戦慄の十大事件」とある。 けれど、たとえば「金丸逮捕劇」がそれにあたるのだろうか。 ベレンコ中尉が、ソ連邦(当時)が日本の自衛隊について、「非常に規律がとれている実態について研究していた」と延べていたのが興味深い。 そのことがミグの奪還を断念するに至らせたりするなど、われわれの知らないところで危機を回避させてくれていたのかもしれない。
2019/07/04
鈴と空
2006年以前
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