消されかけたファイル: 昭和・平成裏面史の光芒
消されかけたファイル: 昭和・平成裏面史の光芒 / 感想・レビュー
nobody
オペレーション麻生にあらためて愛称を進呈しよう。曰く、〈裏面史界の川口浩〉。そう構えていれば虚仮威しや思わせぶりにイラつくこともない。謎の追及という主文脈には繋がらないたまたまネタ元が漏らしてくれた捜査過程の様子をいちいち専門用語かつ正式名称でくだくだしく水増し描写。警察庁長官銃撃事件で、黒いコートを着た「第二の男」はどうなったのか、何だったのか。事件の前後1週間日本に来たFBIもマークする破壊工作のプロであるニューヨークの北朝鮮国連代表部に勤務する偵察局員もまた(なぜ日本滞在中だけ追跡しないのだろう)。
2022/02/19
くりのすけ
著者の取材力に脱帽した一冊だ。実際にあった事件を振り返るというものだが、まるでその現場にいたかのような文章である。あまりにも有名な「吉展ちゃん事件」の裏側は、刑事の物凄い執念が感じ取れた。
2016/01/28
mnagami
PartIほどの面白さはなかったかな。時代の流れかわからないが、やはり公安が絡む事件の方が面白い
2019/07/12
たかひー
★★★ 当時の事件をリアルタイムで知っているとより興味深く読めると思う。当時の報道では表に出なかった事実や警察関係者の動き等、興味深く読んだ。
2015/01/15
あんも
図書館で気になり借りてきた。オウム事件、金大中事件、中川一郎事件、グリコ森永事件、吉展ちゃん事件、小渕首相事件とほとんどリアルで見たり聞いたりしたので事件のストーリーを思いながら読める。意外だったのは小渕首相の死にまつわる動きは初めてだった。他の事件はいろんな人が「謎解き」をしているので目新しさはなかった。これに三億円事件、イトマン事件などがあればパーフェクトかもしれない。
2016/09/01
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