KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ポーの話

ポーの話

ポーの話

作家
いしいしんじ
出版社
新潮社
発売日
2005-05-28
ISBN
9784104363018
amazonで購入する

ポーの話 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

そふぃあ

まず表紙がとても綺麗で惹かれた。物語も美しく幻想的だった。ざっくり言うとうなぎの神話。犬じじの小屋で過ごした日々が美しい。切なかったけど、好き。

2018/07/29

大夢☆母ちゃん

まず装丁が好き。そして不思議なくらい落ち着く本。言葉があふれてる!!好きだな〜。善悪を押し付けず批判しない…だけど優しいんだよな〜☆

2011/01/30

arkibito

ポー、ポーや。うなぎ女の母なるささやきが聞こえる。晴れです、空広いです、天気売りのうれしそうな声がこだまする。ひまし女の卑屈な笑い声。虹色に輝くメリーゴーランドの背中。犬じじの深く刻まれた皺。出逢った全ての人の想いを通り抜けて、ただひたすらにポーはゆく。赤茶色に焼けた荒野を地を這いながら飛行する白鳩や黒々と光る大うなぎの尾ひれを追いかけて。それは生と死、そして償いの意味を求める旅。ポー、それは私たちみんなの息子。これほどまでに壮大で、愛と想像力に満ちた物語をほかに知らない。

2010/07/22

kyoko

不思議な物語だけど、心に残るものがある。登場人物たちのユニークな名前がいい。

2015/09/05

myaown

著者の作品には水やウナギのモチーフがよく登場するけれど、今回はそれが最前面に出ていて知られざる生態を物語に仕立てましたという感じ。「虫は世界を救っている」というナウシカの台詞を思い出す。オリジナリティに溢れているけれど宮崎駿と共通の世界観も感じてしまう。ポーが実はいろんなものたちに生かされていることに気づく瞬間涙が溢れる。「生命は巡る」その循環の中に自らも存在することに気づければ"つぐない"は要らないのかもしれない。今のままじゃ人類はつぐなうことだらけだなぁ...という自戒も感じながら読了。良い物語でした

2017/10/25

感想・レビューをもっと見る