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逢魔

逢魔

逢魔

作家
唯川恵
出版社
新潮社
発売日
2014-11-27
ISBN
9784104469062
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逢魔 / 感想・レビュー

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takaC

牡丹灯籠、番町皿屋敷、蛇性の婬、怪猫伝、ろくろ首、四谷怪談、山姥、六条御息所の8話の古典を少し官能的に書き直したもの。試みは面白いが途中から飽きてきた。なので源氏物語を大トリに持ってきたのは正解だったかも。

2018/07/12

nobby

愛憎溢れる怪談8篇の官能的アレンジは、実にエロい、もとい美しく哀しい…純情可憐や無垢な恋慕から生まれる愛情。これが、恋なのかー。純潔から逢瀬を重ね、いきり立つ玉茎が花びらへと導かれ零れる喘ぎ。その恍惚が妖艶と変わり襲い来るのは恐怖…求めたのは究極の愛…だいぶ生々しい淫らを艶やかに描くのが絶品!元をほとんど知らなかったけど、それでも四谷怪談なお岩さんに山姥、ろくろ首など分かりやすく繋がる怨みや祟りを心情たっぷりに移入して読めるのが面白かった!それにしても各編タイトルに含まれる漢字のいやらしさが半端ない(笑)

2022/06/25

らむり

時代もの恋愛(嫉妬)・官能・ホラー。面白かった!他の方の感想を見て知りましたが、古典作品がベースにあるようですね。どおりで。

2015/01/19

✿yoko✿

誰もが聞いたことのある古典を唯川恵のアレンジによる短編小説集。古典…長い間語り継がれてきただけあって、奥が深かったです。人間を突き動かすものは、『愛』『恨み』『嫉妬』、それらをまとめた『情念』でしょうか。 登場人物達の心情が痛いほど伝わってきたので、いやらしさは感じなかったです。むしろ昔はこう呼んだのね、と春画でも見ているようでした。確かに他の作品でも読んでみたいかも。古典の勉強になります。題名も魔に逢うなんて、正に魔に逢った人達の物語です。

2015/01/20

しーちゃん

男がもう一度会いたいと思う女の魅力って美貌?身体?誰もが一度は聞いたことのある怪談を唯川氏が大人向けにアレンジした官能小説8編。嫉妬に狂う女、レズビアン、若く美しい女に溺れ、破滅する男。なんとも淫靡で、しかし品の良さを感じる小説。1ま〜い、2ま〜いのお岩さんをこんな風に書くなんて、原作を読み返したくなるではないか。

2015/02/07

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