KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ねこのばば しゃばけシリーズ 3

ねこのばば しゃばけシリーズ 3

ねこのばば しゃばけシリーズ 3

作家
畠中恵
出版社
新潮社
発売日
2004-07-23
ISBN
9784104507030
amazonで購入する

ねこのばば しゃばけシリーズ 3 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ゆみきーにゃ

シリーズ三作目。妖たちが可愛い。病弱な若だんなにしては頑張りましたね!お春ちゃんの謎かけ、切なくてすごく好きなお話でした。

2021/02/03

ミカウバー

シリーズ第3弾。5篇からなる連作短編集。病弱な一太郎とそれを取り巻く妖達との相変わらずの世界観が何とも心地よく楽しい。手代の佐助(犬神)の過去が語られる「産土」、お春の気持ちにせつなくなった「たまやたまや」が良かった。

2015/03/12

mikea

しゃばけシリーズ第三弾。今回も短編。楽しめました。表題作「ねこのばば」と、佐助の過去がわかる「産土」、若だんなの幼馴染の縁談が切ない「たまやたまや」がお気に入り。特に「産土」は第二弾「仁吉の思い人」の時と同様、現実と過去が分からなくなる描写で、ドキドキします。若旦那が祖父母のように、「家も金も要らぬほどの思いに出会ってみたい」と願っている姿は、是非とも良い縁に出会ってほしいと願いつつ、そのような人は一体どんな人なのだろうか・・・と興味深々にもなりました。

2012/04/03

ひらちゃん

佐助の話に騙されました。てっきり長崎屋のことだと思ってた。過去で安心したわ。若旦那には元気になって長生きしてほしいもの。お春ちゃんの嫁入り話はちょっとじんわり。煙管は謎かけだったのね。気持ちにこたえられず、幼馴染として送り出す若旦那。これもけじめで思い遣りなんだね。

2021/10/14

セウテス

しゃばけシリーズ第三弾。身体が弱く皆なに護られ過ごしている一太郎ですが、人一倍正義感が強く回りの仲間の為に大人になろうと意識している17歳の若だんなです。前作で仁吉の切ない過去が話されましたが、今回は佐助の過去が話されます。二人の大妖が一太郎にどうしてここまで思いやるのか、解ったような気がします。タイトル「ねこのばば」では、お気に入りの「桃色の雲」が居なくなり、お寺でお坊さんが殺害され、猫又救出作戦と、関係無いようだった三つの出来事が二転三転して繋がります。時代劇風妖怪ミステリーの真骨頂ここにありです。

2015/01/22

感想・レビューをもっと見る