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いっちばん しゃばけシリーズ 7

いっちばん しゃばけシリーズ 7

いっちばん しゃばけシリーズ 7

作家
畠中恵
出版社
新潮社
発売日
2008-07-01
ISBN
9784104507092
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いっちばん しゃばけシリーズ 7 / 感想・レビュー

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セウテス

しゃばけシリーズ第7弾。兄松之助は結婚して新しい店へと移り、菓子屋の栄吉も修業先へ行ってしまった。人は少しずつでも、成長しようとするものだ。おかげで寂しさを覚える一太郎だが、三途の川から一緒に戻った冬吉との再会や、天狗との新しい出会いが待っていた。「いっちばん」タイトルの作品だが、元気の無い若だんなを歓ばせ様と、妖の仲間たちが考えを巡らせるが上手く行かない。結局いつもと変わらず、皆なでわいわいやっているのが一太郎の楽しみなんだろうと思う。本短編はどれも淡々としていて、一太郎がゆっくりと生きていると感じる。

2016/02/28

万葉語り

シリーズ7作目。病みついた若旦那をだれが「いっちばん」喜ばせられるか妖たちががんばる表題作が面白い。三春屋の栄吉が奉公先で自分の行く末に迷いながらも、菓子作りに戻る「餡子は甘いか」白塗りのお雛ちゃんのお店がつぶれそうになり若旦那も打開策を一緒に考える「ひなのちよがみ」もよかった。2017-106

2017/07/02

pika

和菓子屋へ修行に出た栄吉のエピソード『餡は甘いか』が良かった。後からはじめた人に追い抜かれてしまう無力感、よくわかる。挫折しそうになったけれど、やっぱり好きだからやり続けたい、栄吉のその気持ちがうれしかった。「やり続けることも才のひとつ」という主の言葉がいいですね。懐かしいあの人と再会できた『いっぷく』、鳴家たちが若だんなを喜ばそうと贈り物を考える『いっちばん』もおもしろかった。

2011/10/21

calaf

栄吉が一人前になるのと、若だんなが丈夫になるのと、どちらが早いのだろう...

2010/07/07

ヒロくま

今回は栄吉やお雛さんの後日談が楽しめました。読み終わってから本の表紙をもう一度見てほっこり気分にさせてくれるこのシリーズ。なんだかんだで七冊目だけど全然飽きずにここまで読めたわ。次も楽しみ~。

2016/01/09

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